STEP20 上棟式・屋根工事
これもとても大事です。構造を確認しておきます。
基礎・土台が出来上がると、次は柱や構造壁など骨格の部分の工事に入ります。木造軸組工法における筋違いの位置など、ここでは構造強度を十分にチェックしておきます。
ひととおり構造材が組みあがると、屋根の下地となる棟木を渡します。これが「棟上」で、日本の伝統ではここで「上棟式」を行うのが一般的です。
上棟式とは本来棟梁の祭り事ですが、最近はその工事を手がける人々の慰労と親睦を兼ねたものとして施主の主催で行われます。
上棟式にかける費用は施主の気持ち次第、施工会社や近所の方々に配慮しながらも、できるだけ工事そのものにお金を使えるように計画しましょう。
棟上が済むと、いよいよ屋根工事に入ります。
「家づくり」のお金の流れ 上棟時支払金・上棟式費用
・上棟時支払金・・・
上棟のタイミングで工事費の一部を「中間金」として支払うのが一般的です。自己資金でまかなえない場合は、公庫の中間資金(*)か銀行のつなぎ融資を利用して支払う方法がある。
*融資予約者が希望する場合、融資予約額の80%を「中間資金」として受け取ることが可能。受取日は月のうち一定の期間になるので、上棟時支払いに間に合うよう窓口の金融機関と打合せること
・上棟式・・・地方によっては施主が棟木にあがり、お祓いや餅まきをします。式後の直会(なおらい)では、施主が職人さんを接待することになり、この際赤飯などの折り詰めやお酒と肴、そして棟梁をはじめ各職人さんに渡すご祝儀が必要になります。費用は出席人数によって違いますが、ご祝儀は各5千円〜2万円程度が目安です。神主さんを招いての正式な式では、神主さんへのお礼も必要となります。