STEP15 建築確認/設計審査(公庫)
建築許可を得て、はじめて着工が可能に。
建築確認とは、建築予定の建物が建築基準法に適合しているかどうかを確認する制度で、各市町村の窓口に建築確認申請書や設計図などを提出し確認を求めます。
申請の手続きや施工会社に代行してもらう場合がほとんどですが、誰が申請に行くのか、申請にかかる料金は設計料に含まれるのか、実費で施主が別途支払うのか、などを確認しておきましょう。
行政の建築主事が問題ありと判断した場合は設計の変更を求められますが、問題がなければ「建築確認通知書」が交付されます。
この「建築確認通知書」が交付されてはじめて工事の着工が可能となります。
住宅金融公庫を利用する場合は、設計図が完成した時点で「設計審査」を受け、それが公庫融資の趣旨に合致しているかどうかの判断がなされます。
通常これらの手続きも施工会社が代行してくれます。この「設計審査」を通過してはじめて「融資予約通知書」が発行されますが、発効日から1ヵ月以内に着工することが条件となります。
「家づくり」のお金の流れ 住宅性能評価申請費用
設計や工事の性能を国土交通大臣の指定を受けた評価機関によって審査してもらう制度です。これを受けた住宅については、金利が優遇される銀行ローンがあったり、地震保険が割引されたり、また、万が一トラブルが起きた場合、申請手数料1万円で紛争処理機関に解決を図ってもらえるといったメリットもあります。
なお、性能評価の料金は評価機関ごとに独自に定められていますので、各評価機関にご確認ください。